2022/10/28 地域の課題解決を図る地銀初の社会インパクトファンドのIMMを実践支援
~ やまと社会インパクトファンドにおけるインパクト測定・マネジメント実践支援を行います ~
2022年10月28日
株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ
株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ(東京都千代田区、代表取締役:青木武士、以下CMV)は、南都銀行(頭取 橋本 隆史)が、南都キャピタルパートナーズ株式会社(代表取締役社長 堺 敦行)を無限責任組合員として設立する 「やまと社会インパクト投資事業有限責任組合」(以下「同インパクトファンド」)のインパクト測定・マネジメント(以下、IMM)の実践支援を行いますのでお知らせします。
同ファンドは、奈良県およびその周辺地域(以下、やまと地域)における社会課題の解決を行う実践者への投資と輩出をコンセプトに、経済リターンと社会的リターンを追求することを目的とした地域課題解決型の社会インパクトファンド※であり、地方銀行では初の試みとなります。
また同ファンドは、休眠預金等活用法に基づく資金分配団体である一般財団法人社会変革推進財
団(理事 大野修一氏、 以下「SIIF」)が指定する「地域インパクトファンド設立・運営支援事業」に採択されており、国内初の「休眠預金」を活用したファンドとして認定されています。
今後は、2023 年3 月末を目途に、ファンドの趣旨にご賛同いただける投資家の方々からの追加出資を募り、最終的には総額10 億円規模のファンドを予定しております。
※インパクトファンド:経済的なリターンだけでなく社会課題の解決(インパクトの創出)を目的としたファンド
詳細は、以下のとおりです。
同ファンドの概要
名称 | やまと社会インパクト投資事業有限責任組合 |
無限責任組合員 | 南都キャピタルパートナーズ、キャピタルメディカ・ベンチャーズ |
有限責任組合員 | 南都銀行 |
出資約束金額 | 500 百万円~ |
投資対象 | やまと地域の課題を解決するスタートアップ企業(詳細別紙ご参照) |
運用期間 | 10 年間(投資可能期間5 年) |
◆株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズについて
キャピタルメディカ・ベンチャーズはインパクト投資の実践を通して社会問題の解決に貢献するヘルスケア・ウェルネス領域特化のベンチャーキャピタルです。
コーポレートサイト:https://capitalmedicaventures.com
■本リリースに関するお問い合わせ先 株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ 広報担当 E-mail:info@vc-cmv.com TEL:03-5501-2230
■プレスリリース PDF
【別紙】
1.投資対象
やまと地域の課題を解決するスタートアップ企業。具体的には、やまと地域の豊かさの追求という考え方において、① ヘルスケア領域である『健康資本(healthcare)』、② 農業や林業、漁業といった『自然資本(nature)』、③ 教育や工芸や文化財、観光、スポーツといった『文化資本(culture)』の3領域を対象としている。
2.ファンド運営者の概要
社名 | 南都キャピタルパートナーズ株式会社 |
設立 | 2020 年10 月 |
所在地 | 奈良県橋本町16 番地 |
資本金 | 1 億円(南都銀行100%子会社) |
代表取締役社長 | 堺 敦行 |
事業内容 | 投資業 |
社名 | 株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ |
設立 | 2016 年11 月 |
所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング19 階 |
資本金 | 1 億円 |
代表取締役 | 青木 武士 |
事業内容 | IMMの実践、スタートアップ投資育成事業、セミナー運営等 |
3.ファンドスキーム
4.SIIF概要
団体名称 | 一般財団法人 社会変革推進財団 Japan Social Innovation and Investment Foundation (SIIF) |
設立 | 月2018 年9 月 |
所在地 | 東京都港区赤坂1-11-28 6 階 |
理事長 | 大野 修一 |
事業内容 | 社会課題の解決のため社会的・経済的な資源循環の仕組みを構築し、社会における大きな変革(ソーシャルイノベーション)の実現に寄与する事業 |
・同ファンドは、SIIFが行う、社会や環境に与えた変化や効果を可視化する「社会的インパクト評価・マネジメント」に着目した地域インパクトファンド設立・運営支援事業に採択されており、休眠預金等活用法に基づく助成金の配分を受けています。
SIIF コメント
今回のインパクトファンドは、国内で初めて「休眠預⾦」を活⽤したファンド事業であり、加えて地域の⾦融機関が出資という形で協働する全国的にも珍しい取組です。先駆けとしての同ファンドが奈良やその周辺地域の課題解決を図りつつ、将来的には全国の地域インパクトファンドのロールモデルになることを期待しています。