Investment Policy
CMVのTheory of Change
キャピタルメディカ・ベンチャーズの最終ゴールは、インパクト志向のVC投資によって、社会課題の解決に挑むインパクトスタートアップが沢山生まれ、その多様な着眼点からあらゆる社会問題の解決に希望が持てる社会を創ることです。そのために、CMVは富を循環させる存在としてたたずみ、より良い社会を創る起業家の伴走者として練達するインパクト志向のベンチャーキャピタリストを育成することが重要だと考えています。
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運用ファンド
ヘルスケア・ニューフロンティア・ファンド
運用額12.5億円|シード・アーリー期におけるヘルスケア領域のスタートアップを育成支援することを目的としたファンド。神奈川県の企画から当社がGPとして採択。日本を代表するヘルスケア系スタートアップの投資支援中。ファンド組成以来、投資先の社会的なアウトカムを明示したインパクトレポートを発刊している。
東京ウェルネスインパクトファンド
運用予定額100億円|東京都の採択を受けて虎ノ門インパクトキャピタル合同会社が運用(マネックスベンチャーズとの合弁)。ウェルネス領域の社会課題の解決を目的とした社会インパクトファンド。ウェルネス領域を社会経済・健康・介護・医療の4つの領域と定義し、当領域に対しての課題を解決するスタートアップに対してインパクト投資を行う。
やまと社会インパクトファンド
運用予定額10億円|南都銀行及びそのCVCである南都キャピタルパートナーズと共に奈良及びその周辺地域(やまと地域)における社会課題の解決を図る社会インパクトファンド。当社はIMMを実践支援。① ヘルスケア領域である『健康資本』、② 農業や林業といった『自然資本』、③ 教育や文化財、観光、スポーツといった『文化資本』の3領域が投資対象。
IMMの実践
インパクト投資の実践とは、IMM(インパクトメジャメント&マネジメント)との実践とも換言できる。IMMの実践とは、VCが行っているハンズオン支援そのものであり、財務的な指標に加えて社会的なインパクトの達成状況を確認する経営マネジメントシステム。インパクトキャピタリストは、以下のプロセスで投資先に伴走支援を行います。
- 解決する課題を整理(課題デザインマップによる整理)し、
- 投資候補先との認識を擦り合わせ(IMMの実践を経営システムに包含できるか)、
- インパクトDD(投資候補先のToCを作成)を踏まえたうえで、投資を行い、
- ダブルループモニタリング(日々の経営支援とKPIの確認、及び年に1度のインパクトレポート作成を通した戦略の修正しインパクト状況を世間に公告する)を行いながら、
- インパクトExit(投資先のインパクト目標の実現性を高められるIPO及びExit to community)評価の実施(ToCの実現性を高められるExitだったのか)
投資対象
ウェルネス・ヘルスケア領域を中心とした社会課題を解決する領域。
投資金額
1回あたり500万円から数億円。投資先の成長に合わせてフォローオン投資を行います。
投資プロセス
当社の投資プロセスは以下のとおりです。インパクト投資では、現状をどのように変えたいのか、その結果どのような社会にしたいのか、起業家が変化させたいセオリーを深く理解する必要があります。時には一緒にそのプロセスを作ります。そのため、事業ディスカッションに時間を頂いており、通常2-3ヵ月のお時間を要します。
- 事業内容ヒアリング
- 解決しようとする課題は何か
- なぜその課題を解決したいと考えているのか
- 質疑応答(必要に応じてワークショップ)
- ToC(セオリーオブチェンジ)プロセスの作成
- 起業家及びチームの相互理解セッション
- デューデリジェンス及び投資条件の刷り合わせ
- 投資委員会での決議
- 投資実行